ところが、電源投入直後、「IDE ERROR」という見たくもないようなエラーメッセージが出力されました。これは、要は取りつけた光学ドライブは認識できませんよ!と、システムが拒否している状態です。
ノート型の光学ドライブの交換は、かなりデリケートで、そのまま接続したのでは、合わないケースがよくあります。
ドライブの接続モードとして、3つ、パターンがあります。「マスター」「スレーブ」「ケーブルセレクト」といった3種類のモードが存在します。
光学ドライブユニットは、出荷時、いずれかのモードに設定されています。デスクトップ型の光学ドライブですと、簡単にジャンパーピンがあるため、容易に設定変更できるのですが、ノート型のスリムタイプのドライブは、変更するためのスイッチとかジャンパーピンなどがないため、変更できません。
では、どうするかというと、コネクタの接続ピンを細工することになります。
今回は、マスターに設定する必要がありましたので、↓のように、光学ドライブ側のATAPIコネクタの45番、47番ピンを金属テープ(アルミテープ)を使ってショートさせます。
結構細かい作業になります。あくまでも45と47番ピンのみをショートさせます。他のピンをショートさせては、場合によっては、大変なことになります。
これで、マスターモードにセットされます。
で、この状態で、再度、パソコンにセットし起動させてみます。
今度は、見事、うまく認識してくれました!
CD、DVDの起動テストを行いましたが、問題なく動いてくれました。
とりあえず、これで修理完了です。
お客様へ修理完了のご連絡を差し上げた所、今、「福島」にいるとのこと・・・
復興支援で九州から来られて、本当に大変な環境の下でお仕事をされているようでした。
全国から今、大勢の方が東北に来られています。
とにかく、今回の大震災で、思い知らされたことは、一人では結局何もできない!ということでした。
少しでも早く被災された方々が、元の生活に戻れるよう、私も本当に微力ではありますが、頑張って自分にできることを支援していきたいと思います。
長い時間はかかると思いますが、諦めず頑張って行きたいですね!!
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