2012年08月28日

LEDが点滅してパソコンが起動しない

パソコンの電源を入れると、写真の赤マル部分(二か所)が点滅して全く起動しなくなったとのことでご来店頂きました。
pict2012-8-28-0.jpg













来られる前に、お客様ご自身でメーカーに問い合わせ色々とやってみたそうなのですが、結局直らなかったそうです。

直す方法は、軽い方法から

1.ACアダプタを外し、内蔵バッテリーを外し、しばらく放置する。
2.メモリの抜き差しを行う。
3.CMOSクリアを行う。

この方法で直る可能性があります。今回は、1と2はお客様ご自身でやられたそうなので、3を実施。

これが意外と大変です。
ノート型のCMOSクリアは、システムボード上に実装されている内蔵電池(リチウム電池)を取り外す必要があります。

デスクトップのパソコンの場合は簡単なんですけどね〜

今回もこのように、上蓋を空け、
pict2012-8-28-1.jpg













完全分解しないと「電池」までたどり着けません。
pict2012-8-28-2.jpg














赤丸の部分がリチウム電池です。これを取り外し、しばらく放置しました。

(マイナスドライバーを下から突っ込んでやると簡単に外れます。ノッチがある場合は、ノッチを引くことでスポンと取れますので)
pict2012-8-28-3.jpg













作業は夜に行ったので、そのまま一晩置きました。

翌日、再組み立てし、スイッチON!
pict2012-8-28-4.jpg













うまいこと起動するようになりました。CMOSクリアを行うと、BIOS情報が初期化されますので、再度、日時の設定を行う必要があります。

ノートのCMOSクリア方法ももう少し簡単にできるよう、設計して欲しいですね〜

でも機種によっては、裏ぶたを空けるだけで簡単に電池にアクセスできるものもあります。

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2012年07月25日

CPUファンが止まらない

前々回、ファンが動かないとのことで記事を書きましたが、今度は全く逆の案件。

CPUファンが止まらなくなったとのご依頼。

自作系のPCだったのですが、システムが上手く起動できなくなったとのことで、どうやらお客様ご自身にて、同型のマザーボードを中古で入手し、交換されたそうです。

交換後、幸い起動はできるようになったとのこと。

が、シャットダウンしてもCPUファン、電源ファン、ケースファンも回ったまま。

でもOSは終了しているようです。モニタはブラックアウトし、nosignal状態。

交換したマザーボードが悪いのか疑いましたが、起動したときに、おかしなメーカーロゴが出てきます。

通常、自作系PCの場合、起動時にマザーボードのメーカー名が画面上に現れます。

ところが、こちら・・・国内メーカーのロゴが出てきます。

中古で入手したボードとのことでしたが、あきらかにBIOS情報が書きかえられていますね。

ということで、まずは、BIOSのアップデートを行いました。

最新のBIOSをネット上からダウンロードし、FDブートでBIOS書き換え!

CIMG20120724-1.jpg













CIMG20120724-3.jpg














これで、起動時にマザーボードのメーカー名が表示されるようになりました。

試しにシャットダウンしてみると・・・しっかり通電OFF!!

ファンも止まるようになりました。

マザーボード交換時はBIOS情報に気をつけないといけませんね。
posted by uri at 07:40| Comment(0) | パソコン修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

ファンが動作していません

また、少し久しぶりの更新となりますね。

今回は、windowsの起動直後に画面上に「ファンが動作していません」といった警告メッセージが出力されてしまうとのこと。ちなみにノートパソコンです。

なるほど、起動してみると確かにメッセージが現れます。

パソコンの機種によっては、CPUファンが停止していると、起動すらできないか、すぐ落ちてしまうのですが、こちらのノートはCPUファンが停止していても何とか起動を保っています。

温度感知によりCPUの動作周波数が自動的に落ちてるのかな?あるいは間欠動作?

なので、動作自体は非常に重いです^^;

早速、中を開けてみると・・・
CIMG20120718-3.jpg













これが問題のCPUファン
CIMG20120718-4.jpg













ファンを手で回そうとすると、異常に重い。埃や水分が軸に絡んで粘ついてますね。

新品ファンと交換しようと思い、ネットで検索してみたら・・・

なんとこれ一個で、7,400円もする! 高っ!

なるべくお客様へのご負担にならないよう分解修理することに。
CIMG20120718-5.jpg













洗浄後、ファンの軸の部分に若干のグリスを塗布します。
CIMG20120718-6.jpg













これで、快適に滑らかに動くようになりました^^



・・・さて、私事ではありますが、ここ数ヶ月あまり体調がよくありません。

喉に異物がひっかかったような感じで、飲み込みにくく、また顎の下にしこりのようなものが・・・。耳の後ろが突っ張る感じ。それと若干の目眩と指先がたまにしびれる感じ・・・

暇を見て病院に行ったのですが、今一原因がわからず。

なんか喉の違和感は、ストレスからくるものが多いようですが・・・

仕事がかなり忙しかったからそのせいかな。


来週月曜日には、パソコン整備士協会の取材があります。

はるばる東京から来られるとのことで、大変恐縮でございます。

あまりの事務所の狭さに驚かれるかもしれませんね。

たぶん・・全員入れないと思います。狭すぎて・・どうしましょ。
posted by uri at 08:03| Comment(0) | パソコン修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

VAIO VGC-M53B/DのHDD交換

昨日ご依頼頂いたパソコン。

電源ボタンを入れると、「ntldr is missing Press Ctrl+Alt+Del to restart」のメッセージが。

CDブートでwindowsPEを立ちあげ、SMARTチェックをしてみたところ、多数の不良セクタが・・・

HDD交換となりました。

ただし、これがちょっと曲者^^;

見たところ、ノートっぽいのですが、CIMG20120422-1.jpg














このように液晶一体型のデスクトップPCCIMG20120422-2.jpg














通常、この手のタイプはバックパネルを開ければすぐHDDの取り外しができます。

でもこれはちょっと違いました。
まずは、一番外側の白いバックカバーを外します。
こんな感じ。
CIMG20120422-3.jpg













CIMG20120422-4.jpg













その後、更に内側のカバーを開けます。CIMG20120422-5.jpg














ここまで来るとようやく、右下の方にHDDが見えてきます。
CIMG20120422-6.jpg














取れそうなんですが、上のTVチューナーボードが邪魔をして取れません。

かといって、チューナーボードを取り外そうにも奥のビスにアプローチできないため、これまた取れません(>_<)

HDDが載っているボードのネジを外し、ボードごと引きづり出そうにも、これまた何かがひっかかって取れない。

しばらく悪戦苦闘しましたが、PC本体の底(裏側)の中央にネジ一個発見〜!

このネジを取ることでようやく、固定されていたボードが取れました。
CIMG20120422-7.jpg













CIMG20120422-8.jpg














結局、HDD一つとるのに、こんなに分解しないと取れないなんて・・・CIMG20120422-9.jpg














もう少しメンテナンス性を考えて設計して欲しいものですね〜^^;

今回は、備忘録として記しておきます。
忘れた頃にまた同じ機種がくるかも知れないしね。
ラベル:VGC-M53B/D HDD交換
posted by uri at 19:22| Comment(0) | パソコン修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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